海に捨てられたプラスチックゴミはいつかは分解されてなくなるのでしょうか?実は分解されないというのが答えなんです。プラスチックは燃やさなければなくなりません。一度海の中に入ってしまえば、太陽光にさらされることもないため、さらに分解されることはなくなります。
単に細かく塵のような小ささになることはあります。いま問題になっているマイクロプラスチックの問題ですね。これは分解されているのではなく、余計に回収しづらくして問題を広げているだけです。分解とは、水、二酸化炭素、メタンなどに無機化された状態になることです。プラスチックゴミが無機化されるためには気の遠くなる時間が必要になるとお考えください。
つまり、このままいくと、海はプラスチックゴミだらけになります。しかも、このわずか50年の間に劇的に増加しました。毎分ごとに海にダンプカー一杯のプラスチックゴミが捨てられているとも言われています。
海に行ってゴミを目にしない日はありますか?絶対にないと思います。いずれ、海はプラスチックゴミでいっぱいになります。魚も知らず知らずのうちにプラスチックゴミを体内に保有するようになり、いずれは人間の体内に入るようになります。近い将来、プラゴミ・マイクロプラスチック問題による人間への健康被害がクローズアップされる日が間違いなくきます。
そんな未来が見えているのに、なにもしないなんてできないですよね。だから、釣りが好きな、海が好きな人たちの力でこの世界を変えていきたいんです。